このたび「ジェンダーに関する」意見を募集いたします。これは、私たちが、日々の生活やお寺、教団の活動の中で、ジェンダーについてどのように感じ、考え、向き合っているのかを深く見つめなおすための大切な機会です。
私たちは、阿弥陀仏に願われ「一人ひとりが、かけがえのない存在として大切にされる」という教えのもとにあります。しかし、現在の教団のあり方や社会の現状は、本当にその教えに照らされていると言えるでしょうか。歴史や慣習の中で、知らず知らずのうちに生じてきた性別による役割の固定化、見えにくい差別や不公平はないでしょうか。
今回の意見募集は、こうした現状を可視化し、教えに立ちかえって見つめ直すための第一歩です。ジェンダーにかかわる様々な課題は、決して他人事ではありません。門徒、僧侶、すべての人々が自らのこととして受け止め、共に考え、語り合うことが求められています。
皆さまからいただくご意見は、性別を問わず誰もが互いを尊重し、平等に参画できる開かれた教団を築くための大きな力となります。いただいた声を真摯に受け止め、今後の教区の活動などの実践へとつなげてまいります。
「御同朋の社会をめざす運動」(実践運動)福井教区委員会
〇ジェンダーとは
社会的につくられた、人間を女と男に分類するルール(規範)のことです。
ジェンダーは、「女の子は優しく、男の子は強く」と、性別によって望ましい性格があるように考えた
り、「女は坊守、男は住職」と、性別に役割を結び付けたりするなどの、私たちのふるまいに大きく
影響しています。
〇今回の募集内容
日ごろの生活、お寺、仏事に関することで、①~③のご意見をお願いします
①女性と男性の差や、ジェンダーについて、何となく違和感を持ったり、モヤモヤしたりしていること
はありますか。
②女性と男性の差や、ジェンダーについて、以前に比べてよくなったと感じることはありますか。
③次世代の人たちが大人になったころに、「こうなっていたらいいなあ」と思うことはありますか。
〇募集対象
福井教区内の女性
……門徒、坊守、僧侶、お寺に関わりのある人。
……トランスジェンダーやノンバイナリーなど、女性としての経験を持つ人を含む。
〇募集期間
2025年10月1日(水)~2026年1月31日(土)必着
〇提出方法
①意見箱(本願寺福井別院・門徒会館内に設置)
②郵 送(福井教区教務所宛、郵送ください 〒910-0003 福井市松本4-9-21)
③Googleフォーム https://qr.paps.jp/xRnXc 意見募集QRコード
〇ご意見公開の同意に関して
お寄せいただいたご意見は、今後の教区運営や啓発活動の貴重な資料として活用させていただきます。
また、ご提出いただいた内容は、個人が特定できないよう編集した上で、当教区のウェブサイト等で
公開させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。